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はじめに
こんにちは、Moaと申します。
国立大学卒業後に簿記1級を取得し、現在は上場企業の経理職で働いています。
クレジットカード、便利なのですが使いすぎないか心配になる、既に使いすぎてしまったという人もいますよね。
何故使いすぎるのか。理由は現金払いとの性質の違いにあります。
費用発生と支払タイミングが一致しない
「費用発生日と支払日が一致しない」これです。
(専門的な言葉を使うと損益計算書とキャッシュフロー計算書の違いになるのですが、経理で働きたいとかでなければ特に覚えなくても大丈夫です)
クレジットカードで物品を購入すると、その場では現金が減らずに物品が増えます。
使いすぎる人はこの段階で儲かったと錯覚してしまうんですね。
支払を先送りしているに過ぎないのに。

使いすぎない、利息が発生しないという条件であれば支払いはできるだけ遅らせた方が得です。
実は簿記では「今貰える1万円と、1年後貰える1万円では価値が違う」割引現在価値という考え方があります。
例えば年利率が5%(そんな高いのありえないとか思うかもしれませんがあくまで計算用の一例です)で考えてみます。現在の1万円を預けたら1年後に10,500円になるので、1年後貰える1万円は今貰える1万円より価値が下がってしまうわけですね。
クレジットカードの場合、翌月一括払いであれば利息が発生しません。
後は使いすぎないだけですが、その為にはどうしたらいいでしょう。
対策:明細を確認しよう
使いすぎない為には……支払明細を確認しましょう。
「え、そんなことでいいの?」と思われるかもしれません。
クレジットカードを使いすぎてしまわないようにする、6つの解決策まとめ!使いすぎが怖くてカードを持たないようにしている方に。 – クレジットカードの読みもの
これはアフィリエイト激戦区の代表格であるクレジットカードをテーマに年間4000万アクセスのサイトを運営する専門家も言っている事なんです。
スマホで毎日でも支払明細を確認できる
とはいえ正直私も支払明細が月に1度しか見れなかったら使いすぎる可能性は高いです。
そんな私が支払いをコントロールできているのは、支払明細を見る頻度を上げることができるから。
今はスマホでクレジットカードのサイトにログインして明細を確認できる時代です。
マネーフォワードは預金口座・複数カードを登録すると一覧で見れるのでおすすめ。
現金・キャッシュレスそれぞれのメリット
【ヒトトキ調査】くらべてみました!キャッシュレス派VS現金派では家計管理に差がある?!
キャッシュレス派と現金派にその決済方法を選んだ理由についてアンケートを取ったものです。
キャッシュレス派
- スピーディ
- いちいち小銭を探さなくていいので楽
- お得
- ポイント還元などのサービスが存在する
現金派
- 慣れている
- 慣れたやり方のほうが楽ですよね
- 収支が把握しやすい
- ある分以上に使えませんからね
- 使いすぎない
- 同上
現金の特徴は「手元にある以上の支払いが行えない」事です。
これは「使いすぎない」という点においてメリットになります。
そして、「現物が増減する」点が直感的にわかりやすいです。
キャッシュレス決済のメリットは気軽に支払えてポイントがついたりする事です。
「現物」そのものではなく価値を「数字」で管理するため抽象的。
数字を現実のお金に結び付ける想像力が必要で、その点現金よりテクニカルな支払い手段であるといえるでしょう。
キャッシュレスの方が収支把握しやすいかもよ
ところで、現金払いのメリットとして挙げる方が多かった「収支把握のしやすさ」ですが。
本当にそうでしょうか?
使った金額は簡単にわかります。手元の現金を数えればよいだけですから。
しかし、その内訳については?
家計簿つけるの面倒でいつの間にか三日坊主になったりしませんでしたか?
キャッシュレス決済だと「履歴が全て残る」ので、自動で家計簿をつけてくれるサービスも存在します。
マネーフォワード 私はこちらを使っています。
でも「使った感」も結構有用
「現金はカードと違って使った感じがする」という意見があります。
そんなの気のせいじゃない? と言う人もいますけど、現物がないと実感できない人には結構大事だと思うんですよ。
それで破産しなくなるなら全然OKでしょう。
ですがクレカを使ってポイント還元などのお得なサービスを得たい方はWeb明細や家計簿アプリも試してみるとよいのではないでしょうか。
まとめ
- クレカを使いすぎるのは使用日と支払日のずれが直感的でないから
- 利息が発生しない、使いすぎなければクレカ払いは有用
- 一括払いなら利息は発生しない
- 使いすぎないためには明細をこまめに確認すること
- Web明細、家計簿アプリの活用がおすすめ
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